WordPressについて

ホームページ制作におけるWordPressのメリット・デメリットを、主に制作会社視点とクライアント視点の両面から整理してご紹介します。
以下は2025年現在のWeb制作業界における一般的な評価を踏まえた内容です。
WordPressのメリット
- 世界的なシェアと信頼性
世界中のWebサイトの約40%以上がWordPressで構築されており、信頼性が高い。
日本国内でもCMS市場で圧倒的なシェア(80%以上)を占めている。
- 柔軟なカスタマイズ性
豊富なプラグインにより機能追加が容易(例:問い合わせフォーム、SEO強化、セキュリティ強化など)。
テーマの選択肢も多く、デザインの自由度が高い。
オリジナルテーマやカスタム投稿タイプ(1)、カスタムフィールド(2)などで高度なカスタマイズも可能。
- 管理画面での更新が簡単
HTMLやCSSの知識がなくても、直感的な操作でブログ更新やお知らせの投稿ができる。
クライアントが自社で運用する場合にも最適。
※株式会社マスタープランとの事前打ち合わせが必要です。
- コストパフォーマンスが高い
オープンソースでライセンス費用が不要。
※通常、オリジナルのCMSシステムを構築する場合、数百万円規模の費用がかかると思われます。
プラグインやテーマを活用することで、短期間・低コストでの構築が可能。
- 情報・サポートが豊富
・日本語のドキュメントやコミュニティが充実。
・トラブルや実装方法も検索すればすぐに情報が見つかる。
- 拡張性と将来性
ECサイト、会員サイト、予約システムなど、様々なサイトに対応可能。
REST API(3)を使えば、アプリ連携やヘッドレスCMSとしての活用も可能。

WordPressのデメリット
- セキュリティリスクが高まる傾向
・シェアが高いため、悪意のある攻撃対象になりやすい。
・プラグインやテーマの脆弱性からの攻撃が報告されている。
対策:適切なセキュリティ対策(更新、バックアップ、セキュリティ系プラグインの導入など)が必須。
- プラグインに依存するとパフォーマンスが低下する
・多数のプラグインを導入すると、読み込み速度が遅くなったり、競合して不具合が発生する可能性がある。
対策:不要なプラグインの精査やキャッシュ対策が重要。
- 本格的なカスタマイズには開発知識が必要
・高度なデザインや機能を実装するにはPHP・HTML・CSS・JavaScriptなどの知識が求められる。
※テーマ編集や独自機能の追加にはプロの対応が必要。
- メンテナンスが必要
・WordPress本体、テーマ、プラグインの定期更新が必要。
対策:更新時に互換性の問題が発生する可能性もあり、バックアップと検証環境が推奨される。
- 表示速度やSEOの初期状態では最適化が不十分な場合も
・テーマやプラグインによってはHTML構造が複雑で、SEOの最適化や表示速度が悪くなる場合がある。
対策:PageSpeed Insightsなどでの調整が必要になることも。

制作会社としての対応ポイント
- 項目 対応策・補足
- セキュリティ強化 Wordfence、iThemes Security、定期バックアップ、自動更新制御
- 表示速度改善 キャッシュプラグイン(LiteSpeed Cache、WP Rocketなど)導入
- カスタマイズ ACF(Advanced Custom Fields)やCustom Post Type UIの活用
- クライアント運用サポート 操作マニュアルの提供、保守契約の提案
- テーマ選定 自社オリジナルテーマや信頼性の高い有料テーマの活用
まとめ
WordPressは、コストパフォーマンスに優れ、柔軟かつ実績のあるCMSとして非常に有効です。
ただし、制作・運用において適切な知識と管理体制が必要であり、放置すればセキュリティやパフォーマンスの課題が顕在化する可能性があります。
株式会社マスタープランでは、Wordpressによるホームページ構築から保守作業まで一貫したサービスを展開しております。
先ずはお気軽にお問い合わせください。
注釈
(1)カスタム投稿タイプ
カスタム投稿タイプとは、投稿や固定ページとは別の分類でコンテンツを見せたい場合に追加できる投稿の機能です。 WordPressの初期機能にはなく、後からカスタム投稿タイプの機能を追加することで利用可能になります。
(2)カスタムフィールド
カスタムフィールドとは、固定ページや投稿などにある標準のタイトルや本文以外にも、独自に入力項目を追加できる機能です。 例えば、商品情報の本文以外に、商品価格や商品カラー、商品型番というカスタムフィールドを追加して、ページに出力することができます。
(3)REST API
REST APIは他のすべてのAPIと同じく、ユーザーとアプリケーションの間のデータの移動を可能にします。 たとえば、ユーザーがWebサイトにログインしたり、スマートフォンのアプリにアクセスしたりするたびに、APIはクライアントとホストサーバーの間の通信をサポートします。

